塩を楽しむ

【塩の豆知識】日本の塩は、メキシコやオーストラリアに支えられている

日本で年間に生産される塩の量は約93万t(2014年)。年間の日本の使用量は約800万tで、そのほとんどを海外からの輸入に頼っていることになります。消費量は世界第6位でありながら、生産量は世界第32位。実は日本は世界第3位の塩の輸入大国なのです。

世界各国から輸入していますが、おもな輸入国はメキシコとオーストラリア。メキシコには東京都23区と同じくらいの大きさの世界最大の塩田が、オーストラリアには東京ドーム4000個分ほどの大規模塩田が複数あり、そこで数年かけて濃縮・結晶させた完全天日塩を輸入しています。これらの塩はおもに工業に使用されています。